子どもと一緒に親もバイリンガルへのステップ⑤⑥⑦⑧

子どもに英語ができるようになってほしい、
さらに親である私も英語が話せるようになりたい!
そんな二つの夢をかなえるための8つのステップのうち
こちらの記事では後半の4つについてお話しします。
前半のステップ①~④はこちらから!

ステップ⑤英語でひとりごと

実況中継してみよう

毎日の生活の中にどれだけ英語の時間をとれるか、
それは各ご家庭によって違いますが、
それでも忙しい生活の中でそれほど多くはとれませんよね。

ここからは
「英語学習の時間」だけ英語をする、
のではなく、

日常生活の動作を英語で言う

というステージに入っていきましょう。

やり方は簡単、

自分が行っている動作を
英語で実況中継する、ということです。

例えばご飯を食べながら
「I eat.」
何を食べているのか言えそうなら
「I eat spaghetti.」
顔を洗いながら
「I wash my face.」
まずはそんな感じで実況中継をしてみましょう。

慣れてきたら「考えていること」を口に出すのもおススメです。
「やっていること」は具体的なので言いやすいのですが、
「考えていること」はあいまいだったり複雑だったりするので
かなり上級なテクニックと言えます。

子どもはあなたのひとりごとを聞いてます

話す相手がいなければ英語の練習ができない、なんてことは言い訳です。
ひとりごとでアウトプットを繰り返していくことで、
相手と話すときにもスルっと出てくるようになります。

ひとりごとなんて恥ずかしい?
いえいえ、お子さんはあなたのひとりごとを
ちゃんと聞いていますよ。

そしてあなたの行動と言葉を結び付けて覚えていきます。
これこそ完ぺきな「英語シャワー」+「場面ごとインプット」になりますね。

あなたがぶつぶつとひとりごとを言っていたら、
お子さんもマネして言い出す可能性が高いです!
お子さんは大好きなママ・パパのやっていることは
何でもマネしたいんですから!
しかもひとりごとなら子どもに英語を話すことを押し付けずに
自然とマネしてくれるので嫌な気持ちにならなくて済みますよね。

ステップ⑥疑問を自分で解消するクセをつける

疑問が出てくることが大切

英語でひとりごとを言おうとすると、必ず、

あれ?この状況ってなんていうんだろう?
ん?この単語であってるのかな?

と疑問に思うことが出てくるはずです。

このときにまずやってほしいことが、

今自分が言いたいことを、
自分の知っている言葉で何とかして表す

ということです。

例えば「紅葉狩りに行った」と言いたかったとしましょう。
「え?紅葉ってなんていうの?狩りってなんて言えばいい?」
ここで「ううう。。。」と詰まってしまいそうですね。
これを簡単な英語に言い換えるとしたらどうやって言いますか?

もみじ→赤や黄色の葉っぱ
狩り→狩りとは言うものの、「見に行った」っていうこと

それなら
I went to see red and yellow leaves.
これで十分「紅葉狩り」が表現できました。

分からない単語を辞書で調べてそれをそのまま言うのもいいですが、
いつも会話の時に辞書を引いているわけにはいかないですよね。
言いたいことを簡単な言葉に置き換えることができれば、
辞書を引かずに相手に伝えることができます。

この経験をたくさん積むことによって、
たくさんの英単語を知らなくても、
自分の思いを伝えることができるようになります。

文法はここで役に立つ

ここであなたが6年間勉強してきた文法の知識の出番が来ました!
ようやくのご登場です。
文法が必要ない、なんてことは絶対にありません。
身につけてきた文法は必ず「いいかんじ」の文を作るために
あなたの役に立ってくれますよ。

今までよりもちょっとややこしいことを言いたいとき。
例えば「今ご飯を食べたばかりです」とか、
「もしお金があったら車を買いたいんだけどなあ」とか、
こんな文章を作りたくなってきた時に、

そうです、あれです!
現在完了形!
仮定法!

あー昔習ったやつ!!
その知識が役に立つんですよね。

そうやって文法を実際に言いたいことのために使うことができて初めて、
現在完了形や仮定法があなたのものになるんです。
このステージでは文法をしみじみかみしめて、
一歩上の「いいかんじ」の文を作ることを楽しみましょう!!

便利なツールを使いこなそう

高校の時の参考書を押し入れから出してくるのもいいですが、
今は便利なツールがたくさんありますから、
それらを駆使して文法をおさらいすることは可能です。

まずはネット検索。これが一番早いですね。
単語を知りたいときはGoogleに打ち込む。
これが一番簡単なやり方ですよね。
(ただし、ときどきGoogleの訳はしっくりこないことがあります。
2つ3つの他の辞書サイトを見てチェックしましょう)
文法に関してもネット検索すれば詳しく解説している記事が
たくさんヒットしますから問題なく学べると思います。

しっかりと文法を勉強しようと思ったら、
中学生用の英文法の参考書がかなり役に立ちます。
高校生用の参考書もいいですが、ちょっとマニアックになってくるので、
中学生用の方がおススメです。

より分かりやすい文法解説書がほしいと思ったら、
私のおススメはこちらの本です。

「世界一わかりやすい英文法」
関正生 著 KADOKAWA 出版

英文法の「ここがわからん!」に答えてくれる文法書です。
お子さんが高校生になった時にも必ず役に立つ本です。

ステップ⑦「好き」を英語で学ぶ

英語で学ぶメリット

自分の好きなことを英語で学んでみるとどんないいことがあるでしょうか?

①英語のコンテンツの方が日本語のコンテンツよりずっと多い

ネットで同じものを調べようと思ったとき、
日本語でキーワードを入れる場合と、
英語でキーワードを入れる場合では、
全く違った検索結果になりますよね。

例えば「パンの作り方」を調べたい場合、
「パンの作り方」と入れたら、日本人が書いた記事、
または日本人が作った動画しかヒットしません。
「how to make bread」と入れたらどうでしょう?
英語を母国語としない人が作った記事や動画もヒットしてくる場合が多いです。
よりたくさんのレシピに出会えそうですよね。

②そのことについて英語で話したいときの語彙が増える

先ほどのパンの例で言えば、
外国人との会話で趣味の話になった時、
「パン作り」について話したいですよね。

そのときに「イースト」とか「発酵」とか、
専門用語が出てこない。。。ということになったらちょっと悔しい。

パン作りのことを英語で学んでいればそうした言葉をたくさん聞きますから、
自分でも言いたいときに出てくるようになります。

③勉強と思わずに楽しめる

大好きなパン作りについての動画ならどれだけでも見ていられるし、
新しいレシピを覚えたいと思えば英語だってがんばって読んじゃいますよね。

苦痛にならずに英語のコンテンツを見られることは
本当に大切なことです。
英語を学びながら、楽しめて、さらに自分の「好き」が深まる。
一石三鳥の方法です!

本、読んでますか?

この段階で、英語の本を読むことに挑戦してみましょう。
今までもしかしたら何度か挫折してきたかもしれません。
英語の文章を見ると頭痛が…なんてこともあるかもしれません。
でもこれは大学入試のための「長文問題」ではありませんよ。

あなたが大好きなことについて書かれた本を
英語で読む、を始めてみましょう。

いろいろな勉強法がありますが、
たくさん読むことで得られるのは、
語彙を増やせることと、
いろいろな文法構造に出会える、ということです。

へえ、こんな言葉があるのか、とか
こんな言い回しをするんだな、とか、
新しい出会いがたくさんありますよ。

初めは薄いペーパーバックで、
よく知っている物語などを選ぶといいと思います。
ちょっと古いところでは赤毛のアン、若草物語、星の王子さま、などの名作がおススメです。
見たことのある映画の原作の子ども向けバージョン、などもおススメです。

もうちょっといけそうであれば、
趣味の本などを探して読んでみましょう。
ガーデニングの本、バイクの本、クッキングの本、
自分の興味のあることを英語で読んでみると新しい世界が広がります。

動画で学ぶ!

フォニックスを習ったとはいえ、
まだまだお子さんには英語の本を読んで学ぶというのは
ハードルが高すぎるかもしれません。

だから動画を活用しましょう!
例えばスケボーに興味があるのであれば、
アメリカのトップスケーターたちの動画を一緒に見てみる。
例えばマインクラフトが好きなら、
英語で実況中継をしているような動画を一緒に見てみる。

ママ・パパと英語のコンテンツで学ぶことを楽しみ始めたら、
もう少し大きくなれば自分で探し出してきます。
そして「好きなことを英語で学ぶ」ことになんら抵抗がなくなっていきます。
むしろ日本語よりコンテンツが多いから英語の方がいい、って思うかもしれません。

そうなると、「外国に住んでみたいな」とか
「留学したいな」という思いが出てくるかもしれないですよね。

子どもからそんな思いが出てくれば、
もう親が「英語やりなさい」とか
「英語しゃべれないと将来苦労するよ」とか言わなくても
子どもが進んで英語を勉強するようになります。

ステップ⑧自分の考えを恐れずに伝える

ここまで来たらあとは実践!

あとはもう会話練習あるのみです!
私の日常会話コースでは、
週に1回のグループレッスンで会話する機会を作っています。
それもパソコンソフトの教材とリンクした内容で行いますので、
学んだことをアウトプットするのに最適なレッスンです。

お子さんも楽しめるようなレッスンを常に心がけていますので、
退屈することなく、一緒に英会話を楽しめます。

またはオンライン英会話サービスがたくさん普及していますので、
いろいろなサービスの無料体験を受けてみるといいと思います。

フィリピン人の先生のサービスもあれば、
ネイティブスピーカーの先生のところもあります。

私は個人的にはまずはフィリピン人の先生と一緒に
話す練習を十分してから、
ネイティブスピーカーの先生のコースにチャレンジするといいと思います。

最初からネイティブスピーカーの先生のコースに入ってしまうと
そのスピードやアクセントに戸惑ってしまい、
自信をなくしてしまう可能性が…
フィリピン人の先生はとてもわかりやすく話してくれますし、
聞き取りやすい英語を話してくれる方がほとんどですよ。
ぜひ試してみてくださいね。

間違いを恐れない勇気を持とう

ここで大事なことは、

間違いを恐れない

ということです。
言えない言葉があっても当然です。
そのために練習をしようと取り組んでいるのですから、
何にも恥ずかしいことはありません。
間違えていたら教えてもらって、
次からはその言葉を使えばいいんであって。

自分の間違いからしか人は学べない。
間違いを繰り返していくことが本当の学びになる。

だから勇気をもって間違えましょう!

激動の時代を生き抜くマインドセット

今まで英語学習を積み重ねてきて、
最も大切なことって何だと思いますか?

知ってる英単語が増えること?
使えるフレーズが増えること?
英語のテストの点数が上がること?

ここまで親子で頑張ってきて、
あなたがお子さんに伝えることができた
最も大事なメッセージってなんでしょう?

一度でも子どもに「英語やりなさい」って言いましたか?
子どもが全然やらなくてイライラしましたか?

この親子コースの一番いいところは、

親が自分のためにやる
子どもはそれを見ながらマネしていく

という点なんです。
言い換えれば、

親も子も、自分軸でやっている

ということなんです。

他人のためにやっていたらそれは他人軸。
親が「子どものため」だけでやっていたら他人軸ですね。
子どもが「親のために」やっていたらこれも他人軸ですよね。

結局、他人のためにだけやっていて、
なにかいい影響があることって、
実は何にもなかったりします。

「家族のため」仕事を頑張る。
「親に喜んでもらうため」勉強を頑張る。
「こどものため」自分を犠牲にして頑張る。

こうやって生きていくと、
どこかで苦しくなる時が来るんですよね。
いつも「他人のため」では
自分も周りも大切にできなくなってしまいます。

この英語学習のやり方を通して、
自分軸の学習を身につけてほしい。
それがこのコースの隠れた狙いでもあります。

そして、
コミュニケーションをとることを諦めない人に育ってほしいと思います。
英語であれ日本語であれ、

「この人は話が通じないや」
「自分の意見なんて言っても無駄だ」
「人と話すのはめんどくさい」

そんなふうにコミュニケーションを投げ出さず、
自分なりに言葉を尽くして相手と分かり合おうとする。
そんな態度を養ってほしいなと思います。

激動の時代を生きていくために、

「自分軸」で生きていく

コミュニケーションを諦めない

この二つのマインドセットを
あなたとお子さんにプレゼントするために、
このオンラインコースを通して実践していきましょう!

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