子どもと一緒に親もバイリンガルへのステップ①②③④

子どもに英語ができるようになってほしい、
さらに親である私も英語が話せるようになりたい!
そんな二つの夢をかなえるための8つのステップのうち
こちらの記事では最初の4つについてお話しします。

ステップ①英語シャワーを浴びる

日本語の城と英語の城

大人にとっては英語のやり直し、
そしてお子さんにとっては英語の入り口、
どっちにとってもまず最初のステップは、

英語をたーくさん聞く!!

これに尽きます。

6年間英語を勉強してきた私たち大人が
なかなか英語を話せない理由は、
脳の中でこんなプロセスが起こっているからです。

①日本語脳の中で日本語で文を組み立てる
②一つ一つの単語を英語に置き換える
③英文法の通りに単語を並び替える
④作り上げた文を口から出す

これにすごーく時間がかかってしまうので、
それがいやになってしまって、自信をなくし、
英語でのコミュニケーションを避けようとしてしまうんです。

それに対して、
よく「英語を英語のまま理解する」って聞きませんか?
それってどういうことかというと、

脳の中に日本語を扱う部分と英語を扱う部分、
別々の部分を持ち、
英語をしゃべるときは英語の部分だけを使う、ということです。
いちいち頭の中で翻訳をするのではなく、
使う部分を切り替えて話す、ということなんです。

出典:https://diamond.jp/articles/-/152672

例えるなら、
脳の中にある日本語のお城はそのままに、
隣に英語のEnglish Castleを建てよう!
ということなんです。

お隣の土地にEnglish Castleを建てようと思ったら、
まず土地を整地することから!
そのために絶対必要なのが、

英語のシャワーを浴びる!!
英語をたくさん聞く!

なんです。

大人も土台から作り直そう

大人の脳には、6年間の英語学習の成果として、
建築途中で放置されてしまった、
いわば荒れ果てたEnglish castleの残骸が残っています。

残念ながらこのままでは住めません。。
修理するより、一度壊して建て直してしまいましょう。

英語をいっぱい聞くと言っても、
なんかつまらない偉い先生の講義をダラダラと聞いていても
苦痛なだけで、余計英語が嫌いになりますよね。
こんな石つぶてがゴツゴツ降り注いでいる感じです。

これでは建設予定地がきれいに整地できません。
なので、英語を聞くなら、

自分が心地いいな、この人の声、しゃべり方が好きだな、
と感じる英語を聞くことが大切です。

私はと言えば、エマ・ワトソンが好きなんです。
声、しゃべり方、話している内容、どれをとっても心地いいんですよね。
好きな歌手でもいいし、俳優でもいいので、
YouTubeでもいろいろな人のインタビューなどを聞いてみて、
心地よく感じる人を見つけてください!

子どもに最適な英語のシャワーとは?

子どもにとって一番心地よい声って、
誰の声でしょう??

実はこれは決まってます!
それは、

あなたの声です。

生まれてから、(生まれる前から)
ずっと聞いていて、
いつも自分のそばにいて守ってくれる、
大好きな人、
その人の声こそが、
一番心地よく、ずっと聞いていたい声なんです。

実際研究でも、
子どもはお母さんの声を他の人の声と比べて
優先的、選択的に聞いているということがわかっています。

大好きなママの声で、
英語のシャワーをたくさん浴びさせてあげることが
子どもの脳の中にキレイなEnglish castleの土台を作っていきます。

ステップ②日常フレーズを場面ごとインプット

会話表現は場面ごと覚える

まずは英語を聞いてたくさん英語シャワーを浴びました。
脳の中にキレイに整地された土台ができてきました。
次はしっかりした柱や壁を建てていきましょう。

例えば英語の歌でいろいろな言葉を覚えたとしても、
それをいつ使うか、ということは歌だけではわからない部分があります。

今度はそのフレーズが使われている場面ごとインプットして、
いちいち日本語にしなくても英語のままで使えるようにしていきましょう。

例えばスーパーマーケットでよく使われるフレーズ、
駅でよく使われるフレーズ、
おうちで遊んでいるときのフレーズ、
食事やお風呂のシーンで使われるフレーズ。

それぞれ違いますよね。

実際にその場面を視覚、聴覚、体感覚で味わいながら、
フレーズを丸ごとインプットしていくことが、
英語のお城の柱を立てていきます。

絵本のおすすめ(視覚)

場面ごとインプットするための一つのツールが、
絵本です!

大人も子ども向けの絵本を読むといいですよ!
字ばかりの英語の本にいきなり取りかかっても
10分もしないうちに退屈して投げ出してしまうだけです。

絵があって、場面が分かって、
そして使える英語フレーズだけでできている、
子どもの絵本を一緒に読むことがとても有効です。

先ほどの英語シャワーが「聴覚」だけだったのに対し、
絵本は「視覚」と「聴覚」両方に働きかけるので
より強力な学習効果があります。

日常英会話の使われているおススメの絵本をいくつかご紹介します。

Maisyシリーズ
メイシーちゃんのシリーズは、日常生活の場面がいっぱい。
英語の分量も少なく、読みやすいです。

Peppa Pigシリーズ
ペッパシリーズも日常生活の一部を切り取ったものばかりです。
少し英文の量は多めです。

Mr. Menシリーズ
こちらのシリーズでは、複数のキャラクターが出てくるバージョンが
特におすすめです。
本はとっても小さいですが、英文量は結構多いです。

YouTubeのおすすめ(視覚・聴覚)

絵本はとってもいいものなんですが、
「うまく読めない」とか「うまく選べない」ということもありますよね。

そんな私たちの強い味方、
それはもちろん、

YouTubeです!!

「視覚」「聴覚」どちらにも訴えかける、
とてもパワフル、かつ無料のツールがYouTubeですよね。
これをうまく使わない手はないです。

ただし、すごくパワフルであるがゆえに、
お子さんに見せる動画は厳選する必要があります。
子どもに悪い影響を与えるような内容のものは見せたくないですよね。
親であるあなたがしっかりと管理をすることが大切です。
そしてもちろん、
脳や目にかかる負担も考慮して、
長くても20分ほどできちんと休憩をはさみましょう。

私のおススメのYouTube動画もこちらにご紹介しますね。
たくさんあって紹介しきれないので、
ここでは2つだけ載せます。

Peppa Pig
絵本と同じく、ペッパシリーズはおススメです。
イギリス英語でとても丁寧な言葉遣いをしています。
英語版「しまじろう」みたいなイメージです。
たくさん動画はありますが、おススメはLIVEのものを選ぶことです。
LIVEの動画には赤い丸がついています。
LIVEじゃない動画は話にオチがないものが多いです。。。

Super Simple Play
Super Simple Songは本当に素晴らしいチャンネルで、
子どもたちにぴったりの歌がたくさんです。
日常に即した歌がたくさんあり、
お着替えの歌とか、ハミガキの歌とか、
本当に楽しいチャンネルです。
その中絵も私が好きなのが、Super Simple Playのなかの
Field Tripのシリーズです。
Katieがいろいろな場所を訪れて体験します。
いろいろな仕事の現場に行くのでとても面白いです。

ステップ③英語で遊ぶ

実際に声を出してみる!

英語の歌を聞いたり、絵本を読んだり、動画を見たりして、
English castleの壁や柱を建ててきました。
ここからはジャンプアップして、屋根を立派に載せていきましょう。

今まではすべて、

インプットのステージでした。

ここからは実際に英語を口に出していく、
すなわち

アウトプットのステージに進みましょう!

ごっこ遊びで体で覚える(体感覚)

視覚、聴覚を使ってたくさんインプットをしましたが、
人によっては体感覚でインプットするのが得意な人もいます。
アウトプットのステージと言いましたが、
体で覚えることが得意な子にとっては、
ごっこ遊びは最適なインプット&アウトプットの方法になります。

例えばHere you are. Thank you.だけでも
あらゆるごっこ遊びに適用できますね。
How much?を習ったら、お店屋さんごっこに使えます。
今まで聞いて繰り返してるだけだった言葉を、
遊びの中で実際に使っていきましょう。
具体的なやり方は、
Sayuri Englishのコースの中でしっかりとお伝えしています。

このとき大切なことは
ママ、パパが率先して使うこと!

そして、子どもからの英語の返しを期待しすぎないこと!

これを忘れないでくださいね。
強制になってしまったり、
無理に英語を言わせようとしてしまうと、
子どもにとっては面白いはずの遊びが
急にお勉強のようになってしまって、
英語を話す気持にもなれなくなってしまいます。

遊びの中でママ・パパが英語を練習したいから
子どもに付き合ってもらう、
そんな気持ちでやっていくのが正解です。

通じる体験が大切

英語で遊ぶことに子どもが慣れてきて、
自分からも英語を話してくれるようになったら、
親子で英語で遊ぶという大変貴重な経験を持つことができます。

自信をもって英語を話せる人になるために
絶対に必要な経験が、

自分の英語が通じた!という体験です。

ほんの一言でも、
ほんのあいさつだけでも、
相手に英語が通じた!という体験があると
ものすごい自信につながります。
その小さな成功体験の積み重ねによって、

「ぼく・わたし、英語話せるよ!」

と自信を持って言えるように育っていきます。

遊びの中で通じる体験をたくさんたくさんして、
コミュニケーションを楽しめる子に育てていきましょう。

ステップ④フォニックスで絵本を読む

フォニックスとは?

フォニックスとは、
英語の文字の読み方のルールのことです。
abcを見たら「エービーシー」と読むのは「アルファベット」ですが、
「ア、ブ、ク」(←便宜上カタカナで書いてます)と読むのが
「フォニックス」です。

アルファベットだけを知っていても、
例えばcatという言葉を見ても「シーエーティー」としか
読めないですよね。
フォニックスを知っていれば「ク、ア、トゥ」となって、
それをつなげて読めば「キャット」と読めるんです。

これを一つ一つ知っていくことで、
だんだん長い単語が読めるようになり、
単語をつなげて文が読めるようになる、
それがフォニックスです。

大人は発音の改善に効果的

大人は「英語の文字なんてもう読めるよ」と
思っているかもしれませんが、
果たして「正しい発音」で読めているでしょうか??

例えば「th」の音、正しく発音できますか?
日本語にない音なので、この音にはテクニックが必要です。

こうした一つ一つの音を丁寧にやり直していくことで、
かっこよく英語を発音できるようになります。

子どもは読めた!の自信がつく

子どもは日本語のあいうえおを習うと、
文字が読めることが嬉しくて嬉しくて、
街なかでも覚えたての文字を見つけると、
「見て!「す」だよ!」なんて教えてくれますね。

英語でも同じで、
一つ一つの文字が読めるようになると
英語を読みたくて読みたくて仕方なくなります。

今までママが読んでくれていたお気に入りの絵本を
自分の力で読めるようになったら、
どんなに自信がつくことでしょう。

私のフォニックスコースでは、
理論や口の形だけではなく、
「ジェスチャー」を使って体で覚えていきます。
これから自分で英語を学び取っていく土台となる「読む力」、
それを支える「フォニックス」を、
ママと一緒に楽しみながら身につけていけます。

続きのステップ⑤~⑧はこちらから!

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